いつもカレーにハマっている、コンクリートファイブジャパンの Katz (かつ) です。
concrete5 サイトにログインすると1日1回表示されるお知らのポップアップ「ニュースフロー」が表示されるんですが、お客さんから「これ非表示にして欲しいんだけど〜」とか「管理者だけ表示させて欲しいんだけど〜」と言われたことがないでしょうか。
今回はその方法を解説します。
ニュースフローと非表示設定
concrete5 のニュースフローとは、初期設定では、スーパー管理者 (admin) と管理者グループに属しているユーザーが、ログインすると1日に1回、表示されるポップアップ画面のことです。
concrete5 サイトの最新バージョン情報やお知らせ、おすすめアドオンなどの情報が表示されます。
特に新バージョンの concrete5 がリリースされた際のお知らせが表示されるので、重要になってくるのですが、複数サイトを運用していると表示が煩わしい時があります。
concrete5 に脆弱性が見つかった時などの緊急のお知らせを配信することもあるので、表示し続けることを強くおすすめしますが、責任は自分がとるから非表示にしてほしいという方のために非表示方法の解説をします。
非表示には、管理画面より、スーパー管理者である admin ユーザー (もしくは uid=1 のユーザー) 以外の表示・非表示をコントロールする方法と、サーバー上のテキスト設定ファイルを書き換えて、admin ユーザーを含めてサイト全体でニュースフローを停止する2つの方法があります。
管理画面から設定する方法
これがおすすめの方法です。admin (インストールした際に作成されたスーパー管理者) ユーザーは、絶対に表示されてしまいますが、それ以外のユーザーやグループのニュースフローの表示設定を変更する方法です。
- システム管理者でログイン
- (1) [管理画面] - (2) [システムと設定] - (3) [権限とアクセス] - (4) [タスク権限] ページに訪問
- (5) 「ニュースフローを表示」をクリックします
デフォルトでは、「管理者 (Administrator)」グループに属しているユーザーにニュースフローを表示するという設定になっています。スーパー管理者のみ表示したい場合はゴミ箱アイコンをクリックして削除したり、反対に追加したい場合は「新規」ボタンから任意のユーザーやグループを追加し「保存」を押してください。
タスク権限ページに戻ったら、ここでも「保存」ボタンをおすことを忘れずに!ここで保存ボタンを押さないと設定が反映されません。
以上、ニュースフローを表示するユーザーをスーパー管理者以外は、自由に追加・除外することができる方法でした。
サイト全体でニュースフロー機能を無効にする方法
次に、FTP or SFTP を使って、テキスト設定ファイルを concrete5 にアップロードし、サイト全体でニュースフローを無効にする方法です。
concrete5 では、
- /application/config/concrete.php
にサイト全体の設定を保存することができます。 (詳しくは私の個人ブログ記事「【完全保存版】 concrete5.7.x テーマスニペット集」の「PHP コードスニペット:config/concrete.php編」をご覧ください。)
そこの設定で、スーパー管理者ユーザーも含めて、ニュースフローを表示しない設定をすることが可能です。
- /application/concrete.php ファイルが存在に無ければ、テキストファイルを作成してください
- テキストファイルに下記の内容を入力してください。