なぜCMSの専門企業がMauticで本格的にマーケティングオートメーションに参入するのか。

#

コンクリートファイブジャパン 菱川です。

オープンソースCMS「concrete5」の導入支援を行う弊社ですが、このたび concrete5 と親和性の高いオープンソースのマーケティングオートメーション「Mautic」の導入支援サービスを開始しました。

マーケティングオートメーションを導入してみたい方は、ぜひご相談ください。

マーケティングオートメーション導入支援サービスの詳細はこちら

 

完全にバズワードと化したマーケティングオートメーション

ええ、完全にバズってます。マーケティングオートメーション、なんかすごいらしい、そういう空気です。

もう、CMSじゃ流行に取り残される。ちょうどいいところに、オープンソースのMAがあり、日本語訳もされている。

これ無料で使えるし、流行に乗って始めよう。これからはマーケティングだぜ。

という浅い考えでは断じてありません。

コンクリートファイブジャパンがいま、マーケティングオートメーションに力を入れている理由、そこには深〜いワケがあるのです。

 

なぜ、CMS専門企業が、マーケティングオートメーションを取り扱うのか?

深〜いワケをあえて、ひとことで言うと「クライアントからのニーズに推されて」です。B2Cなメディアサイトを得意とする WordPress と比較して、concrete5 はB2Bサイトを得意としています(あくまで比較的、です)。

名刺交換や展示会、セミナーからウェブサイトに案内し、会員登録させるリードジェネレーション機能。見込み客が潜在的に持つニーズを気づかせるコンテンツを会員属性ごとに提供する、カンタンにフォームを作成でき、資料ダウンロードを行わせ、ログを取得できるリードナーチャリング機能。concrete5 は購買にかかる意思決定期間の長いB2Bサイトにおいて求められる機能を豊富に備えています

弊社では、そんな concrete5 を使って、企業のB2BマーケティングのKPIの策定から、ウェブサイトに必要な機能の整理、実際の開発、運用とトータルでお手伝いをしてきました。ところが、そんな concrete5 にも弱点がありました。それが、リードスコアリング、ユーザーの行動をもとにポイントを与え、より確度の高い見込み客を抽出する機能です。

実は、ポイント機能は concrete5 のコア機能としてすでに一部実装されており、将来的にはこのリードスコアリング機能も concrete5 でカバーできる予定です。そのことからも、concrete5 がB2Bマーケティングに適した CMS として期待されていることがわかります。

しかし、concrete5 はあくまでCMS。マーケティング機能の開発は、CMSとしての機能に比べてどうしても遅くなりがちです。クライアントからは、「いますぐサイト内のユーザーのアクションをもとに、会員のスコアリング(クオリフィケーション)を行いたい」という要望が上がっています。

そこで弊社が目をつけたのが Mautic でした。

 

concrete5 の死角にピタッとはまった Mautic

Mautic がまだベータ版の時点から concrete5 との組み合わせについて検証を進めてきた弊社では、クライアントへの提案を始めています。Mautic にはわかりやすいキャンペーン作成機能があり、リードスコアリングを行うためのポイント設計を行うことができます。Mautic は concrete5 の弱点を上手くカバーし、B2Bサイトのマーケティングを補完するツールとして威力を発揮しています。

 

 

一方、この Mautic の弱点を上手くカバーするのも concrete5 なのです。Mautic が弱いのがコンテンツ管理機能と、正確なリード情報の取得です。

コンテンツ管理機能については、Marketo と状況は似ているかと思います。ランディングページが直感的に作れる、というものの、長年、直感的な編集モードを磨いてきた concrete5 の比ではありません。

リードトラッキングについては、IP アドレスと Cookie に頼っています。この仕組みには限界があります。concrete5 の会員サイト構築機能と組み合わせることで、ログインセッションに基づく正確なトラッキング情報を Mautic 上で活用することができます。

クラウドサービスが台頭し、ますますスピード感を上げて対応しなければいけないITソリューションにおいて、特定の製品だけで企業の全てのデジタルマーケティングはカバーできません。ベスト・オブ・ブリードの発想で、領域に適した製品をうまく組み合わせていくことが必要です。

 

インストールするだけじゃダメ。マーケティングオートメーションは、Web運用全体の一部として考えるべし

2016年は、目的を考えず「とりあえず」マーケティングオートメーションを導入してしまう企業が急増するでしょう。単体で導入が可能なことから、「流行のMAツールを導入で、売り上げ倍増だ!」と、まずやってみるものの、すぐにログインすらしなくなる、やっぱり必要なのはSEOだ、集客だ。MAなんていらなかったんや。

なぜそうなってしまうのでしょうか?それは、マーケティングに必要不可欠な視点、「顧客体験」が抜けているからです。そして、顧客体験の向上こそ、我々が concrete5 というコンテンツ作成者に寄り添った CMS を使って様々な企業をサポートしてきた分野なのです。

マーケティングオートメーションは単体でも導入できますが、ユーザーアクションを生み出すのはマーケティングオートメーションではなく、あくまでウェブサイトのコンテンツなのです。マーケティングオートメーションから得られた知見をもとにPDCAを回すには、ウェブ戦略全体の一部として考える必要があるのです。

 

マーケティングオートメーションは、日々実践あるのみ

偉そうなことを語ってしまいましたが、我々もマーケティングオートメーション自体の利用歴は浅いため、クライアントプロジェクトだけでなく、弊社サイトでも Mautic を利用し、日々実践を行っています(コーポレートサイトでの使い方は、案外難しい…)。

また、マーケティングオートメーションの知識のレベルアップを目的に、Mautic の公式勉強会「Mautic Meetup Tokyo」や「Mautic Meetup Nagoya」を立ち上げ、開催しています。

Mautic の素晴らしいところは、それがオープンソースであることです。マーケティングの民主化を目指しているのです。そんなオープンソースの精神を尊重し、マーケティングオートメーションを実践している方が、出し惜しみナシで、知識と経験をオープンにシェアできる会にしたいと考えています。そして、10年遅れとも言われている日本のマーケティングオートメーションのレベルアップにつながればとても嬉しく思います。

 

Mautic Meetup Tokyo、第2回は4月6日(水)開催です。すでに定員となっていますが、定員を増席できるよう調整していますので、今のうちに参加ボタンをクリックしておいてください!

Mautic Meetup Tokyo #2 イベントページはこちら

Mautic Meetup Nagoya も3月12日に発足。名古屋でも定期定期に勉強会を開催します。開催決定時に告知いたしますので、ぜひ、Mautic Meetup コミュニティにご参加ください。

Mautic Meetup Nagoya コミュニティ


コメント欄を読み込み中