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富士通SSL様インタビュー:concrete5 パートナー制度加入でCMS提案ラインナップを強化

SI 事業とソリューション事業を軸に、お客様の企業価値向上を支援する株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(以下富士通SSL)様。concrete5を活用してビジネスを拡大するべく、この度『コンクリートファイブジャパン・インテグレートパートナー』にご加入され、テクニカルサポートサービスもご利用いただいております。

concrete5 開発を自社ビジネスへ導入。

社内エンジニアのスタートアップ、

継続的な技術サポートをご提供。

ご利用サービス
テクニカルサポート
エンジニア向けトレーニング
 

目的と課題

既存の取り扱いCMSでは、価格面・機能面でクライアント要望に合致しないことがあった​​​​​。

 

達成成果 

CMSラインナップが増え、新たなクライアント層への提案が可能になった。

concrete5は開発プラットフォームとしても使えるため、自社ソリューションとの組み合わせることでビジネスを広げる可能性が生まれた。

 

将来の展望

CMSを中心に、セキュリティや運用サービスとの垂直統合、RPA・CRMなどとの連携を進め、新たなビジネスモデルを構築していきたい。

Interview

CMS、BPM、RPA、および周辺SIといったキーワードに関連する業務やconcrete5でのサイト構築案件などを手がけるお二人に、concrete5を扱うことによるメリットや、コンクリートファイブジャパンとのパートナーシップの効果についてうかがいました。

株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ

第三システム事業本部 第三システム部 担当部長 渡辺 登様
第三システム事業本部 第三システム部 主管エキスパート 田中淳史様

 

※所属は2019年3月末現在の情報です。

※以下、敬称略。

5つの特性がconcrete5選択の決め手に

concrete5を扱うきっかけをお教えください。

富士通SSL)私の周囲では、MicrosoftのSharePointをイントラサイトへ導入するサービスを行っていました。しかしインターネット上のWebサイト構築で、DB接続を含んだ動的コンテンツを扱うサイトへのCMS導入の案件があった際、以前より自社で扱っているSitecoreCMSやWebコアCMSを検討しても、価格帯や機能面から適切ではなかったんです。そこで別のCMSを探すことになり、別の社員から紹介されたのがconcrete5だったんです。

WordPressなどは検討されなかったのでしょうか。

富士通SSL)CMSの比較は行いましたが、WordPressはブログ色が濃く、コーポレートサイトの構築を志向する私たちの方向性には合わないと感じました。また、プラグインを入れれば動的コンテンツも扱えたのですが、バージョンアップでプラグインとの不整合が発生するリスクもあると感じ、concrete5で行こうということに決めました。

私が考えるconcrete5の特性は、「オープンソースでライセンス費用が不要」「動的コンテンツが扱える」「カスタマイズやメンテが容易」「脆弱性対応意識が高くセキュア」「日本代理店によるサポートの安心感」の5つだと考えています。

concrete5を取り扱うことによるビジネスのメリットをお教えください。

富士通SSL)メリットは大きく2点あります。

まず1点目はCMSラインナップのバリエーションが増えた点です。concrete5のターゲットは以前より自社で扱っているSitecoreCMSやWebコアCMSのターゲットと被らないため、2つの自社CMSでは逃してしまうお客様にconcrete5を提案することができるようになります。特に情報発信が重視されるコーポレートサイトやブランドサイトなどに対して、OSSを活用することによって安価にCMSを導入したいお客様へ向いていると考えています。

2点目はWebシステムの基盤としても活用できる点です。お客様のシステムやRPA、BPM、CRMなどとの連携も可能ですから、連携するシステムも受注するといった形でビジネスを広げられる可能性があります。さらに、当社のセキュリティソリューションの導入やクラウド環境構築、運用サービス構築など、ビジネスの広がりは多岐に渡ると期待しています。

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オープンソースの強みをアピールし、不安点はしっかりフォロー

concrete5を提案する際、どの部分を強くアピールしていますか。

富士通SSL)まずは価格面ですね。オープンソースなのでライセンス費用がゼロに抑えられる点からはじまり、標準機能が充実しているので、他CMSだと有料プラグインを入れる必要があるような機能も最初から標準で実装されている点などです。

そして、セキュリティの高さや不具合対応を含めた品質面、さらには導入後のサポート面などをアピールするようにしています。セキュリティや不具合対応については、コンクリートファイブジャパンとの連携やIPAが推奨する脆弱性対策を行っていること、富士通のセキュリティ監査ツールで診断して問題がないという実績をアピールしています。将来性や運用サポートについても、米国ではconcrete5が米国陸軍のWebサイトプラットフォームに長期契約で採用されている実績やコンクリートファイブジャパンとの連携をアピールしています。

実際にお客様は、concrete5導入でどんな要望を実現されましたか。

富士通SSL)お客様は、企業イメージ向上などの点からスマートフォン向けの情報発信が重要だと考えておられると同時に、旬なコンテンツを素早く掲載したいという要望をお持ちだったのですが、コンテンツの鮮度が上がったと喜んでいただけました。

また、CMSを利用していなかった頃はひとりの担当者が更新していましたが、複数の担当者が更新作業を分担してできるようになり、旬なコンテンツを低コストで素早く掲載できるようになりました。加えて、システムに脆弱性の問題が頻繁に発生し、その対処費用に大きなコストが掛かっていたのですが、concrete5をシステム基盤として導入したことで、脆弱性に対するメンテナンスコストを大きく削減することができました。

concrete5と自社製品を組み合わせ、新たなソリューションを提案したい

コンクリートファイブジャパンと協業することで、どんなメリットがありましたか。

富士通SSL)コンクリートファイブジャパンは、日本で最もconcrete5に詳しい会社であり、最新情報が集まってくる会社だと思います。米国の開発元と直接コミュニケーションしているのも、大きな信頼と安心感があります。

設計の初期段階で、どんな方式やアプリ構成にすべきか相談させてもらいました。やはり上手に使っていただくには上手に作らないといけませんから、理想の構成をアドバイスしてもらえたのは顧客満足にも大きく影響したと思います。

構築段階でも役割分担して、コアに近い部分はコンクリートファイブジャパンが担当し、デザイン周辺は当社が担当しました。役割分担したことで、脆弱性や不具合のリスクを大きく減らすことができたと思っています。

お役に立てたようで嬉しいです。

富士通SSL)実は、個別のプロジェクト以外にも、concrete5に関する質問があったり答えがほしい時にチケット制の仕組みを利用してサポートしていただいています。concrete5のプロによるサポートがあることで、当社もお客様に自信を持ってconcrete5をおすすめすることができています。

最後に今後の展開をお教えください。

富士通SSL)concrete5を活用して、サイトやクラウド基盤、セキュリティ対策、運用サービスなどをお客様の要望に合わせて必要な部分だけを垂直統合で提供できるサービスを展開したい。そしてそこから、他の製品やソリューション(RPA、BPM、CRMなど)との連携などにつなげていきたいですね。例えば、concrete5のお問い合わせフォームとチャットbotの連携など、面白い試みはたくさんあると思っています。ぜひお互い協力しながら、新しい事業スタイルやビジネスモデルを構築できればと思います。これからもよろしくお願いします。

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こちらこそよろしくお願いいたします。ありがとうございました!

会社名 富士通株式会社(旧株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ)
設立年 1972年
従業員数 1,158名(2019年3月末現在)
事業概要 コンピュータソフトの調査、研究、開発ならびにこれらに関するシステムインテグレーション・サービスの提供。 ソフトウェアプロダクトの企画・制作・販売および輸出入業務、および情報処理に関するコンサルテーション業務。
URL https://www.fujitsu.com/jp/group/ssl/

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