成約率UP!製造業Webサイトは『5M』の構成をシンプルに実現できるCMSの導入が成功のカギ

堀江織物株式会社様 concrete5 導入事例・インタビュー

concrete5 を導入してWebサイトのリニューアルを行った堀江織物株式会社様にお話をうかがいました。

 
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堀江織物株式会社
取締役 マーケティング部部長 堀江賢司様

 

WordPressと比較検討しconcrete5を採用

堀江織物様の事業について簡単にご紹介いただけますでしょうか。

堀江)愛知県一宮市に本社がある幕やのぼり、旗といった布地への印刷に強みを持つ印刷会社です。私は、東京の広告代理店で働いたあと、稼業である堀江織物を継ぐべく愛知県に戻りました。最初の仕事が、自社ホームページの制作だったんですよ。

何度かリニューアルしながらコンテンツを追加してボリュームも増えてきたので、今回のリニューアルではconcrete5とWordPressという二つのCMSを比較しながらどちらを導入するか迷っていました。

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WordPressと比較検討してconcrete5の導入に至った理由をお教えください。

堀江)WordPressは好きなんですが、製造業のホームページでは素直に作りづらいんです。さらにコンテンツが充実してきたら、再度CMSを変更してリニューアルする必要があります。ならば最初から将来のコンテンツ増加後を見越して、増加した状態で最適となるconcrete5を導入しようと。現状では、まだコンテンツが少ないのでオーバースペックですが。

堀江織物Webサイト

 

製造業のホームページの構成は、通常のコーポレートサイトとは少し異なるものが多いですよね。

堀江)製造工場の品質マネジメントにおいては、『5M』という言葉が存在します。工場は、人(Man)、機械(Machine)、方法(Method)、材料(Material)、検査・測定(Measurement)という5つの要素で構成されている、というものです。これにプラスした形で商品が出てくるような構成にすれば、ホームページの構成要素としては十分なんです。お客さまにとっても、5Mの要素がわかれば自分が作りたいもの、欲しいものが作れるかどうかがわかります。ですから、製造業のホームページは5Mの要素をいかに分かりやすく見せられるかが勝負になると考えています。

特に当社のような印刷会社は材料がポイントになる。素材が決まればどの機械が使えるか、どんな製品が作れるかがわかり、費用、納期などの見当もつきますからね。

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5Mの要素を整理&構成したWebサイトを作れるCMSが、作り手側にとって作りやすく、お客さまにとっても見やすいWebサイトになるということですね。

堀江)そうです。その視点でWordPressとconcrete5を比較した結果、concrete5の導入に至りました。逆にこの5Mの要素を整理してきちんと出せないとなると、お客さまは作れる工場なのかどうかがわからず、発注しにくくなるでしょうね。

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5Mの各要素を絡み合わせた表示が簡単にできるconcrete5

concrete5の機能が製造業に向いているのでしょうか。

堀江)素材は約100種類あるのですが、各要素ごとに大量の情報をブロック形式で見やすく並べて見せ、それぞれの各要素を表示しつつ関連する別要素を表示するような場合、concrete5が導入に適していると思います。

具体的には、ある素材のページを開くと、素材の説明はもちろん、その素材で作れる製品、使える機械、加工などを組み合わせて表示できるように設定しています。また、一つのマスターデータベースの情報追加や変更をしたら、該当するいろいろなページにある情報に自動で反映されるようにしたかったのですが、それもconcrete5なら実現できました。

材料の新規追加なんかも簡単に全ページに反映できます。WordPressと比較すると、このあたりがconcrete5を導入した強みだと感じています。

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生地情報の編集画面

生地情報の編集画面

 

製造業のWebサイトはどう作り込んでいけば良いのでしょうか。

堀江)製造業のホームページには二種類あって、ネット上で価格を表示して販売するサイトと、当社のようにWeb上でマーケティングはするが、ホームページ上に金額は出さず、販売もしないサイト。当社は後者なのですが、この場合はいかに検索で引っかかり、電話やメールで問い合わせをいただけるかが勝負になります。ですからFacebookやTwitterなどのSNSやブログは、出合いの間口を広げるツールと考えて、とにかく情報を多くの場所に掲載するように意識しています。そしてSNSやブログを見た人の中で、より詳細な情報を知りたい人を自社ホームページに誘導する仕掛けにしています。

 

具体的例があればお教えください。

堀江)例えば、タペストリーの印刷をする会社は数多くありますが、「透ける タペストリー」で検索すると、当社のサテライトサイトやPinterest、ブログなどの情報が上位表示されています。ほかにも、最近は展示会などのニーズが増えてテーブルクロスへの印刷が注目されていますが、「テーブルクロス」というキーワードだと多くの業者が数百万円の費用を投資して上位表示対策をしているので到底勝ち目はありません。そこで「防炎 テーブルクロス」など、より具体的なキーワードで上位表示を狙っています。「防水ポンジ」といった素材名も、作ることを本気で検討している人が検索しやすいキーワードです。そうした具体的なキーワードで検索結果に上位表示されるために、情報を詳細に細分化し、ページを数多く用意しています。

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concrete5を導入したサイト経由で、大企業からも依頼

成果は上がっていますか。

堀江)大きなところだと、「水を弾く布生地」で検索したら何回か当社のページがヒットしたということで、大企業から制作のご依頼をいただきました。電話やメールでの問い合わせの多くが、ホームページを見てからご連絡をいただくパターンです。SNSやこのインタビュー記事のようなページから、今回concrete5で作った会社のホームページに集まってくるイメージですね。会社のホームページが母艦のような位置づけです。

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興味のある人は、検索結果からサテライトサイト経由で会社Webサイトに流れ込んでくるんですね。

堀江)作りたいものを探している人は、検索結果に表示されているサテライトサイトのページを見ると、次はどう作っているのかを知りたくなります。そこで母艦である会社サイトに誘導し、製造方法や体系的に整理された情報を確認できるようにしています。

 

製造業のWebサイトならではの難しさはありますか。

堀江)お客さまから依頼された完成品を紹介できないケースが多い点ですね。ですから機械などを撮影するときは撮影用にデザインを独自に作り、その製造過程を撮影するようにしています。あとは自社事業や商品をジャンル分けしていない会社も多いのではないでしょうか。ホームページを作る時、必ず階層化する必要があるので、改めて考えた結果「うちの主力商品はこの三本柱だな」と気づくこともあるでしょう。自分もそうでした。ホームページの構成を考えることが、自社情報の棚卸し作業につながります

 

問い合わせ数が増加し、成約率も格段に向上

Webサイトを見たお客さまが、問い合わせから受注に至るケースは多いのでしょうか。

堀江)以前はブログを読んだ方からの問い合わせが中心でしたが、今はブログと会社サイトの両方を見てから問い合わせをくださるお客さまが圧倒的です。会社サイトには素材情報や製造方法、スペックなどが記された詳細ページがあるので、問い合わせをいただいたらほぼ成約します。成約数はもちろんですが、問い合わせからの成約率が格段にアップしました。

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今後、concrete5への期待や要望などあればお教えください。

堀江)使い慣れているkintoneからconcrete5に記事投稿できたら嬉しいです。今後は、小ロットをさらに進めた『1個から。1枚から』という超極小ロットに対応する商品を増やしたい。そのために、会社のデータベースとサイトのデータベースをダイレクトリンクし、より迅速に会社の現状や単価をサイトに反映できるようになれば。

紙以外にもグッズへの印刷など、印刷の可能性をまだまだ広げていきたいです。

 

まとめ

製造業がWebを使って新規受注につなげていくためのビジョンを着実に進めておられる堀江織物様ならではの面白いお話が聞けました。今回はconcrete5を使った「母艦」についてのお話を主に伺いましたが、他にも印刷をキーワードに様々なWebサービスやAPIの開発にも取り組まれておられています。興味を持たれた方は、ぜひ堀江織物様のサイトからお問い合わせいただければと思います。

今回のリニューアルは最終形ではなく、ビジネスの拡大に伴いまたリニューアルが行われる時期が来ると思います。その時に向けて、コンテンツをデータベースとして資産化できるエクスプレス機能は、製造業の方にこそオススメできるCMSの目玉機能であると感じました。エクスプレス機能がさらに使いやすい機能になるよう、弊社としても力を入れて改善していきたいと思います。

サイト情報

堀江織物 https://horieorimono.co.jp/